今月の法語
2020/12/05
今月の法語
智慧•慈悲のはたらき
そのものが
「仏」なのです
坂東性純
坂東 性純(ばんどう しょうじゅん、1932年3月13日 - 2004年1月18日[1])は、東京都台東区出身の浄土真宗大谷派の僧侶(坂東報恩寺住職)、仏教学者(大谷大学・上野学園大学教授)。法名は釋 闡了、俳号は黄邨。
東京上野に坂東環城(1904-82)の子として生まれる。
1955年東京大学文学部印度哲学科卒業。57年同大学院修士課程修了。1960-61年オックスフォード大学に学ぶ。大谷大学文学部教授、上野学園大学教授。坂東報恩寺住職を歴任。
仏教伝道協会において海外を含めた仏教の普及に力を尽くす。
坂東先生
一度直接お話を聞きたかった先生のお一人。私を通じて、坂東先生のお話はたびたびお聞きすることはあった。
仏さまに出会うということはどういうことだろう。
最近、仏さま、御本尊さまと目が合うという感覚を経験した。
他宗なら、神秘体験の一つとして語りたくなる話かもしれない。
でも、そんなほどでもない。ただ、目が合った、見られている感じがしたというぐらい。
それはなんだろうと、宗祖の言葉やお聖教の言葉を尋ねてみた。
ここでは書ききれないので、省略するが、法語のように、智慧と慈悲に集約されることと思う。
智慧と慈悲のはたらきを素直に感覚できる日がいつかくるかもしれないし、こないかもしれない。
でも、そのことを確かに受け止めてきた先達がいる。その姿が智慧と慈悲の世界かもしれない。