しんらん教室

2022/02/14 住職雑記帖

しんらん教室リニューアルスタートしました。

 

光西寺では、毎月の定例として、28日の宗祖親鸞聖人の御命日と、13日の先門首御命日の両度の御命日をお勤めしていました。

28日の親鸞聖人御命日は毎月で、参詣者の減少傾向は如何ともし難いことではありますが、それでも、婦人会の役員さんを中心に心がけてくださり、勤まっています。

 

13日の定例については、大きな法要のない月に、というところから始まって、年に7回ほどということもあってか、参詣者の固定化→高齢化→減少化というサイクルにはまってきつつあるなか、再出発を検討することになりました。

そこで、写真のような案内を作成し、ご門徒だけでなく、近隣の方にも参加して欲しいと思って、新聞の折込チラシにも入れてもらいました。

今回、第1回目は、

なんと13名の方が参加してくださいました。

 

この「しんらん教室」では、前からもう一度読み直したいなと思っていた!

五木寛之さんの小説『親鸞』を読み進めることにしました。

前回のブログであらあらとした紹介はしましたので、そちらもご参照していただければと思います。

世間でもよくある、小説の読書会みたいな感じですが、参加者に事前に読んできていろいろ読後感を語り合うとか、1人ずつ輪読していくとか、にはなりにくいですね。

で、結局、私が一人で朗読して、それを皆さんは、文庫本の文字を追いながら聞いてもらう感じになりました。

文字が見えない〜と本を手放して、住職さんの読むのを聞いときます〜って方も(笑)

 

私もリーディンググラスを持ってきておらず、読み進めるのに苦労しました。裸眼では、文庫本は辛いですね。

今回は始まったばかりですので、親鸞さまが幼い頃、8歳の設定でした。

伝記としては不明な幼少期を、五木寛之さんはとても見事に描いていると感じました。

宗祖のお考えのベースとなるようなところを幼少期の原体験として埋め込んで、この三部作のいろんなところで、伏線回収されていくような、そんな場面でした。

 

これから何年かかるか分かりませんが、参加者それぞれが事前に読んできて、参加してくださってもいいし、この時に読むだけでもいいし、気楽にゆるゆると読んでいきたいなと思ってます。

 

いろんな方に参加していただけるよう、ボチボチと勧めてまいります。