長崎教務所に行ってきました

2020/04/10 住職雑記帖

昨日、今日、4月9日と10日、長崎市にある長崎教務所に行ってきました。

教務所とは、真宗大谷派の本山東本願寺の事務出張所。

全国規模の大きな宗教団体ですので、全国を30の教区に区分けしてします。

私たちの光西寺は長崎教区(長崎県下50のお寺があります)、さらに長崎市内と島原半島の22のお寺(長崎県の南部地域という感覚です)の同業者の組合みたいな、第一組(だいいっそ)という組織に所属しています。

詳しいことは省略しますが、この「教区」(国で言う都道府県組織)を再編しようというのが、大谷派の大きな動きになってまして、九州全体を「九州教区」にしてしまおう、ということで、「長崎教区」という存在もあと3ヶ月となりました。今度の7月からは、「九州教区長崎組」という看板に変わることが決まってます。それぞれのお寺の大多数のご門徒さんたちからすると、「何してるんだろう?」って感じですし、実際、それほど変わらないだろうと思います。国で言う「平成の大合併」みたいなもんと思ってもらって構いません。

 

 

長々と書いてますが、実は、この4月から6月までの3ヶ月間、長崎教区第1組の組長(そちょうと読みます。くみちょうではありません。一応、定番ネタですが)に、はからずも就任することになりました。50も過ぎたらそんな役もまわってくるのでしょう。

そんななか、教区再編で長崎教務所が無くなる前に、いろいろと事務出張所と同居する「長崎教会」というお寺もだいぶん古くなったので、リフォームということになりました。

それに合わせて、教会のお内仏(お仏壇)のお洗濯を一組が負担しましょう、という前の組長さんからの引き継ぎがありまして、その「わたまし」という御本尊をお移しする法要儀式を行うから、現の組長という立場もありますので、行ってきた、という次第です。

業者さんによって、手際よく仏具なども片付けられ、無事運び出されました。

6月末には修復も完了し、7月からの九州教区長崎組の新たな出発の時には、御本尊阿弥陀如来さまが案じてくださっていることでしょう。

御本尊が移動されました長崎教会のお内仏。

 

長崎教会の本堂

来週から工事が始まるそうです。