光西寺NWESmini 最新号です

2023/06/23 住職と坊守のブログ

【社会を明るくする運動とは】
 縁あって、「保護司」というお役をいただいています。犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。来月7月は「社会を明るくする運動」強調月間・再犯防止啓発月間とされています。


一人ではどうにもならない‟生きづらさ″があります。
犯罪や非行の背景にも、‟生きづらさ″があることはすくなくありません。
自らの過去と向き合い、生きづらさを抱えながらも、生きていく人たち。
その姿を受け入れ、生きづらさを包摂するコミュニティが必要です。
立ち直ろうとする人のそばにいて、寄り添うこと。
立ち直りを支援する人たちの活動を、応援すること。
立ち直りを応援するメッセージをフォロー・拡散すること。
そして、立ち直ろうとする人の‟生きづらさ″に思いを寄せること。
一人ひとりにできることが重なりあえば、
大きなコミュニティがつくられていきます。
(「社会を明るくする運動」パンフレットより転載)


お寺という存在も同じような役割が願われているように思いつつ、私たちも縁次第でいつでも罪を犯す存在であるという視点を忘れずにいたいと考えています。そうやってはじめて「寄り添う」ということもできるのではないでしょうか。